Pythonのvars()関数の全引数・戻り値・使用例を解説!

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Pythonのvars()関数の全引数・戻り値・使用例を解説! 関数メソッド辞典
Pythonのvars()関数の全引数・戻り値・使用例を解説!
Pythonプログラミング逆引き大全

Pythonの組み込み関数であるvars()関数の全ての引数、戻り値、具体的な使用例について解説します。

ごまこ
ごまこ

こんにちは~!ごまおくん!
今日はvars()関数について詳しく教えてください!

ごまお
ごまお

vars()関数はオブジェクトの属性を取得するのに便利な関数です!
具体的なプログラムも見ながら応用方法も詳しく学んでいきましょう!

Pythonには、オブジェクトの属性を簡単に取得できるvars()関数があります。

この記事では、vars()関数の使い方やその応用について、初心者でも理解しやすいように解説します。

具体的なプログラム例を用いて、その利用法を詳しく見ていきましょう。

vars()関数の概要

vars()関数は、オブジェクトの属性を辞書形式で返す関数です。

特に、オブジェクトの内部状態をデバッグしたいときや、オブジェクトの属性を動的に操作したいときに便利です。

vars()関数の構文

vars()関数の基本的な構文は以下の通りです。

vars()

引数なしの場合、現在のローカルシンボルテーブルを辞書形式で返します。

ローカルシンボルテーブルとは、現在のスコープ内で定義されている変数や関数の情報を持つ辞書です。

vars(object)

object: そのオブジェクトの属性を辞書形式で返します。

vars()関数の戻り値

vars()関数は、オブジェクトの属性を辞書形式で返します。

vars()関数の例

具体的なプログラム例を通じて、vars()関数の基本的な使い方を学びましょう。

引数を省略して呼び出す

vars()関数を引数なしで呼び出すと、現在のローカルシンボルテーブルを辞書形式で返します。

ローカルシンボルテーブルとは、現在のスコープ内で定義されている変数や関数の情報を持つ辞書のことです。

# vars()関数を引数なしで呼び出す例
x = 10
y = 20

def my_function():
    z = 30
    print(vars())

my_function()

#出力結果 {'z': 30}

my_function内でvars()を呼び出すと、そのスコープ内で定義されている変数zが表示されます。

引数にオブジェクトを渡して呼び出す

vars()関数にオブジェクトを引数として渡すと、そのオブジェクトの属性を辞書形式で返します。

class Person:
    def __init__(self, name, age):
        self.name = name
        self.age = age

# インスタンスを作成
person = Person("Alice", 30)

# vars()関数を使ってオブジェクトの属性を取得
attributes = vars(person)
print(attributes) # {'name': 'Alice', 'age': 30}

vars(person)を使うことで、Personのインスタンスpersonの属性を辞書形式で取得することができました。

vars()関数の応用例

オブジェクトの属性を動的に変更する

vars()関数を利用することで、オブジェクトの属性を動的に変更することも可能です。

次の例では、取得した属性辞書を用いてオブジェクトの属性を変更しています。

class Person:
    def __init__(self, name, age):
        self.name = name
        self.age = age

# インスタンスを作成
person = Person("Alice", 30)

# vars()関数を使ってオブジェクトの属性を取得
attributes = vars(person)
print("変更前:", attributes) #変更前: {'name': 'Alice', 'age': 30}

# 属性を動的に変更
attributes['name'] = "Bob"
attributes['age'] = 25

print("変更後:", attributes) #変更後: {'name': 'Bob', 'age': 25}
print("インスタンスの属性:", person.name, person.age)
#インスタンスの属性: Bob 25

このように、vars()関数を使って取得した属性辞書を通じて、オブジェクトの属性を動的に変更することができます。

クラス属性とインスタンス属性を別々に取得

クラス属性とインスタンス属性の取得についても簡単に触れておきます。

クラス属性はクラス自体に属する属性で、インスタンス属性は特定のインスタンスに属する属性です。

class Example:
    class_attr = "クラス属性"

    def __init__(self, instance_attr):
        self.instance_attr = instance_attr

# インスタンスを作成
example = Example("インスタンス属性")

# クラス属性にアクセス
print(vars(Example))  # {'__module__': '__main__', 'class_attr': 'クラス属性', ・・・
# インスタンス属性にアクセス
print(vars(example))  # {'instance_attr': 'インスタンス属性'}

この例では、クラス属性class_attrとインスタンス属性instance_attrの違いが確認できます。

ごまこ
ごまこ

vars()関数について詳しく理解できました!
オブジェクトの属性を取得する基本的な使い方はデバッグに使えそうです!
あと動的にオブジェクトの属性を操作する発想は良い学びになりました!

ごまお
ごまお

きちんと理解できてそうで良かったです!
動的なオブジェクトの属性の操作は動的なシステムや駆動型アプリケーションだと使える場面も多いですよ!

まとめ

この記事では、Pythonのvars()関数について詳しく解説しました。

vars()関数は、オブジェクトの属性を辞書形式で取得するための非常に便利なツールです。

引数なしで呼び出すと、現在のローカルシンボルテーブルを辞書形式で返し、引数にオブジェクトを渡すと、そのオブジェクトの属性を辞書形式で返します。

プログラムのデバッグやオブジェクトの属性を動的に操作する際に、vars()関数を活用してみてください。

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