最近、カフェのメニューやイベントのポスターで、キャラクターの絵やロゴが入ったおしゃれなQRコードを見かけること、ありませんか?

最近画像が動いているQRコードを見かけたんですが、
そんなおしゃれなQRコードを簡単に作る方法があるんですか?

それなら今回紹介するsengoを使ってみましょう!
動くgif画像を元にQRコードを作るならsengoです!
「あれってどうやって作ってるんだろう?」「なんだか難しそう…」
そう思っているあなたに朗報です!
実は、プログラミング言語のPythonを使えば、たったの数行で、しかもGIFアニメで動く「アートQRコード」が驚くほど簡単に作れちゃうんです!
この記事を読めば、プログラミング初心者の方でも、自分だけのオリジナルQRコードを作れるようになりますよ。
さっそく見ていきましょう!
なんで絵があっても読み取れるの?不思議なQRコードの秘密
まず、誰もが思うこの疑問から。
QRコードって、白と黒の四角の並び方で情報を記録していますよね。なのに、絵で隠しちゃって大丈夫なの?
実は、QRコードには「誤り訂正機能」という、とっても賢い仕組みが備わっています。これは、コードの一部が汚れたり、破れたりしても、情報を正しく復元してくれる機能なんです。
例えるなら、パズルの一部が欠けていても「あ、これは猫の絵だな」って全体像がわかる感じに似ています。
今回使うPythonのライブラリは、この「誤り訂正機能」を最大限に活用して、「これくらいなら絵で隠しても大丈夫!」という範囲に、うまく背景画像をはめ込んでくれるんですね。賢い!
準備はカンタン!魔法の道具 sengo を手に入れよう
さあ、アートQRコード作りの準備をしましょう。必要なのは、Pythonとそのライブラリ(便利な道具セット)だけです。
(※お使いのパソコンにPythonがインストールされていることを前提とします)
まず、「ターミナル」や「コマンドプロンプト」と呼ばれる黒い画面を開いて、以下の呪文(コマンド)を一行入力して、Enterキーを押してください。
pip install sengo qrcode-artistic
これだけで準備は完了!
sengo という魔法の道具があなたのパソコンにインストールされました。
実践!たった3行のコードでアートQRコードを作ってみよう
いよいよコーディングです。でも、安心してください。本当にこれだけなんです!
import segno
qrcode = segno.make('https://example.com', error='h')
qrcode.to_artistic(background='背景.gif',
target='完成QRコード.gif',
scale=10)
たったこれだけ! 簡単すぎてびっくりしませんか?
一つひとつのコードが何をしているのか、詳しく見ていきましょう。
1. import segno:魔法の道具を呼び出す
これは「これから sengo という魔法の道具を使いますよ!」とPythonに教えてあげるおまじないです。
どんなプログラムでも、最初に使う道具を宣言するのが基本です。
2. segno.make():QRコードの"素"を作る
ここでQRコード本体のデータを作ります。
qrcode = segno.make('https://example.com', error='h') の部分ですね。
- 'https://example.com' の部分に、あなたがQRコードにしたいウェブサイトのURLやメッセージを入れます。
- error='h' が最重要ポイント! これは誤り訂正レベルを「High(最高)」にする設定です。いわば、「最強の復元モード」にして、絵で隠れても大丈夫なようにしているんですね。
3. to_artistic():アートに変身させる
さあ、いよいよ普通のQRコードをアート作品に仕上げます!
qrcode.to_artistic(...) の部分です。
- background='背景.gif': 背景にしたい画像やGIFアニメのファイル名を指定します。あなたのお気に入りのキャラクターやペットの写真を使ってみましょう!
- target='完成QRコード.gif': 完成したアートQRコードを保存するファイル名です。
- scale=10: QRコードの大きさを決める数字です。数字を大きくするほど、キレイで大きな画像になります。
さあ、あなたも作ってみよう!
これであなたもアートQRコード・クリエイターです!
名刺に載せたり、SNSのプロフィール画像にしたり、イベントのチラシに使ったり…アイデア次第で使い方は無限大!
普通のQRコードよりもずっと目を引くので、きっとたくさんの人に見てもらえるはずです。
ぜひ、あなただけのオリジナルQRコード作りを楽しんでみてくださいね!
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