「海外のニュースを自動で翻訳したいな…」
「プログラムに翻訳機能をサクッと追加したい!」
プログラミングをしていると、そんな風に思うことはありませんか?
でも、翻訳APIってなんだか設定が難しそうだし、お金もかかりそう…と諦めてしまう方も多いかもしれません。
そんなあなたに朗報です!
Pythonにはdeep-translatorという、驚くほど簡単に、しかも無料で使える自動翻訳ライブラリがあるんです。

Pythonで翻訳ツールが作成できるんですか?
しかも無料で!?

そうなんです!
今回紹介するdeep-translatorを用いればテキストの翻訳がプログラムから実行できるんです!
今回は、このdeep-translatorの魅力と使い方を、初心者の方にも分かりやすくご紹介します!
🚀 deep-translatorって何がすごいの?
deep-translatorは、様々な翻訳サービスを簡単に利用できるようにしてくれるPythonライブラリです。
具体的には、こんなにすごい特徴があります。
- ✅ 無料で自動翻訳できる:面倒なAPIキーの登録なしに、すぐに使い始められます。
- ✅ 133言語に対応:たくさんの言語に対応しているので、用途が広がります。
- ✅ WordやPDFファイルも翻訳可能:テキストだけでなく、ファイルの中身をまるごと翻訳することもできます。
- ✅ 多彩な翻訳ツールと連携:Google翻訳はもちろん、DeepLやMicrosoft Translator、ChatGPTなど、様々な翻訳エンジンを切り替えて使えます。
インストールもコマンド一つで完了です!
pip install deep-translator
✍️ 実際に使ってみよう!Google翻訳で「Hello, world!」
論より証拠。
さっそく、画像で紹介されているコードを動かしてみましょう。
今回は、deep-translatorを使ってGoogle翻訳を利用してみます。
ステップ1:コードを書いてみよう
お使いのエディタ(VSCodeなど)に、以下のコードを貼り付けてください。
# deep_translatorライブラリからGoogleTranslatorを読み込む
from deep_translator import GoogleTranslator
# 翻訳機を準備する
# source='auto' -> 翻訳元の言語を自動で検出
# target='ja' -> 翻訳先の言語を日本語に指定
translator = GoogleTranslator(source='auto', target='ja')
# 'Hello, world!'を翻訳する
result = translator.translate('Hello, world!')
# 結果を表示する
print(result)
ステップ2:コードの解説
コードの意味を一行ずつ見ていきましょう。
- from deep_translator import GoogleTranslator
- 「deep-translatorという道具箱から、GoogleTranslatorという道具を使いますよ」という宣言です。
- translator = GoogleTranslator(source='auto', target='ja')
- ここで翻訳機本体を作成しています。
- source='auto'は「翻訳元の言語は自動で判別してね」という意味。
英語かフランス語か…などをいちいち指定しなくていいので、とても便利です! - target='ja'は「翻訳先の言語は日本語(Japanese)にしてね」という意味です。
- result = translator.translate('Hello, world!')
- 先ほど作った翻訳機(translator)を使って、'Hello, world!'という文章を翻訳し、その結果をresultという変数に入れています。
- print(result)
- 翻訳結果が入ったresultの中身を画面に表示します。
ステップ3:実行結果
このコードを実行すると、ターミナル(実行結果が表示される画面)にはこう表示されます。
こんにちは世界!
すごい!
たったこれだけのコードで、ちゃんと日本語に翻訳されましたね🎉
本当に「たったこれだけ♪」でできてしまいました。
💡 さらに広がる可能性
deep-translatorのすごいところは、これだけではありません。
- 他の言語に翻訳したい場合:target='ja'の部分を、'en'(英語)や'fr'(フランス語)などに変えるだけでOKです。
- DeepLを使いたい場合:GoogleTranslatorの部分をDeepLTranslatorに変えるだけで、翻訳エンジンを切り替えられます(※DeepLなど一部サービスはAPIキーが必要です)。
- ファイル翻訳:長い文章はWordファイルやPDFファイルにまとめて、一気に翻訳させることも可能です。
まとめ
今回は、Pythonの便利な自動翻訳ライブラリdeep-translatorをご紹介しました。
- インストールが簡単
- 数行のコードで直感的に使える
- 無料で始められる
という、まさに初心者の方にぴったりのライブラリです。
プログラミング学習の題材としても面白いですし、実用的なツールとしても大活躍間違いなしです。
ぜひ、色々な単語や言語で試してみてくださいね!
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