これからPythonプログラミング初心者に向けて引き続き変数について説明します。
今回は変数への文字列の格納について解説します。
前回、変数を使った計算を通して変数の使い方について勉強しました。
でも変数には数値しか入れられないんですか?
実は数値以外も使えるんですよ。
「変数」にはPythonで扱うほぼすべてのデータを格納できます!
変数はあくまで「箱」なので、数値以外にも文字列を含むPythonで扱うほぼすべてのものを格納できます。
今回はこれまで数値以外で多く取り扱ってきた文字列を格納してみましょう。
変数への文字列の格納
それでは早速「変数」に文字列を入れて、その値を出力してみます。
変数への文字列の代入は数値を代入する場合と同様で以下のようになります。
# mという変数の箱に文字列を代入します
m = "Hello Python"
#変数mに入っている文字列を出力します
print(m)
#実行結果: Hello Python
前回の変数の考え方と計算の説明と同様に、上のコードを図で説明すると以下のようになります。
a=1の部分で、「a」という変数の箱に「1」の数値を入れます。
結果、変数aには数値1が代入(格納)されている状態となります。
次に、print(m)を実行することで「変数m」に入っている値「“Hello Python”」が呼び出されます。
呼び出された「変数m」に代入されている文字列「“Hello Python”」がprint関数で出力されて、出力結果は「“Hello Python”」となります。
文字列を格納して出力できました!
文字列でも後で用いる時にコードが書きやすいですね!
その通りですね。
今回も変数に文字列を格納して複数回出力する例を見てみるきゅ~!
前回説明通り、「変数」に値を代入しておくメリットは、格納されている値を繰り返し用いることができる点です。
引き続き、変数に文字列を格納したプログラムを書いて「変数」に慣れながら、そのメリットを感じてみてください。
変数で文字列を繰り返し利用
例えば、print関数で文字列を複数出力するとき、変数を用いないと以下のように書くことになります。
# 「"ごまこさん、おはようございます!いい天気!"」と3回出力
print("ごまこさん、おはようございます!いい天気!")
print("ごまこさん、おはようございます!いい天気!")
print("ごまこさん、おはようございます!いい天気!")
問題なく出力できたと思いますが、3つのprint関数に長い同じ文字列が入っていて煩雑に感じますね。
また、もしprint文で出力したい文字列を変えたい場合には、print関数の()内の文字列を3回書き直す必要がありミスの元です。
そこで変数を用いて変数nに文字列を代入して、その変数の値を出力してみます。
# 変数nに文字列を格納して3回出力
n = "ごまこさん、おはようございます!いい天気!"
print(n)
print(n)
print(n)
同様に出力できたと思いますが、変数を使う前よりコードがスッキリしました。
また、もしprint文で出力したい数値を変えたい場合にも、n = ・・の部分を変更するだけで3つの出力結果を変えることができます。
コードが読みやすくなりました!
文字列でも後で変更があるとメンテナンスしやすいですね!
また、文字列の場合も数値と同様に、変数が使えました!
変数を文字列を通して変数の使い方がわかってきました?
続いて確認問題を解いてもっと理解を深めていきましょう!
それではこれまでの内容を以下の問題でおさらいしてみましょう!
確認問題
①変数「p」に文字列「'HelloWorld'」を格納して変数を作りましょう。
②変数「p」を出力しましょう。
①~②までひとつずつ実行していくのが良いですね!!
分からなかった部分はこれまでの解説を復習します。
解答と比較して勉強しましょう!
確認問題 解答例
以下が解答例です。実際に自分で書いて実行してみましょう。
#①変数「p」に文字列「HelloWorld」を格納
p = 'HelloWorld'
#②変数「p」を出力
print(p)
#実行結果: HelloWorld
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は変数の考え方と変数を用いた計算について詳しく解説しました。
次回も引き続き変数について解説していきます。
次回からもPython初心者に向けて、詳しく解説していきます。
お楽しみに!
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