Pythonで学ぶ秘密鍵と公開鍵の仕組み!

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Pythonで学ぶ秘密鍵と公開鍵の仕組み! Tips集
Pythonで学ぶ秘密鍵と公開鍵の仕組み!
Pythonプログラミング逆引き大全

暗号技術の基本である秘密鍵公開鍵は、データの安全な暗号化やデジタル署名の作成に広く使われています。

本記事では、秘密鍵と公開鍵の役割を解説し、Pythonを使ってこれらの鍵を生成する方法を紹介します。

特に、楕円曲線暗号(Elliptic Curve Cryptography, ECC)を用いた実例に基づいて説明します。

ごまこ
ごまこ

秘密鍵と公開鍵、難しそうですね..
秘密鍵と公開鍵ってどういったものなんですか?

ごまお
ごまお

秘密鍵と公開鍵は、二つのカギを使って認証を行う技術です。
初心者でもわかるように概要から説明しますね!
話題の多い暗号資産やブロックチェーン、暗号化やデジタル署名で使われていますが、Pythonでも作成できるんですよ!

1. 秘密鍵と公開鍵の基礎

秘密鍵とは?

秘密鍵は、暗号化と復号化のために使用される秘密の情報です。

この鍵は絶対に第三者に公開されてはいけません。秘密鍵を使用すると、以下のことが可能です:

  • メッセージの署名
  • 署名した本人の証明(他者が公開鍵を使って検証)

公開鍵とは?

公開鍵は、秘密鍵から生成され、自由に公開できます。

公開鍵は、以下の目的で使用されます:

  • 暗号化されたデータの復号化
  • 署名の検証

秘密鍵と公開鍵はペアとして動作します。

公開鍵を知っていても秘密鍵を計算することは非常に難しいため、この仕組みは安全性を保証します。

2. 秘密鍵をPythonで生成する方法

秘密鍵を生成するには、Pythonの標準モジュールを使用できます。

以下のコードでは、安全な乱数を使用して秘密鍵を作成します。

import os
import binascii

# 32バイトのランダムデータを生成(秘密鍵として使用)
private_key = os.urandom(32)

# 秘密鍵を表示
print("Private Key (Raw):", private_key)  # 生のバイナリデータ
print("Private Key (Hex):", binascii.hexlify(private_key))  # 16進数表現

コード解説

  • os.urandom(32):
    暗号学的に安全な乱数を32バイト(256ビット)生成します。
  • binascii.hexlify():
    バイナリデータを16進数形式に変換し、人間が読みやすい形式で出力します。

出力例

Private Key (Raw): b'\xa4\xd5...\xfe'
Private Key (Hex): b'a4d5...fe'

3. 公開鍵をPythonで生成する方法

秘密鍵を基に公開鍵を生成するには、楕円曲線暗号(ECC)をサポートする外部ライブラリecdsaを使用します。

このライブラリは、ビットコインやその他の暗号通貨で広く利用されているSECP256k1という楕円曲線をサポートしています。

コード例

以下のコードでは、秘密鍵から公開鍵を生成する方法を示します。

import os
import binascii
from ecdsa import SigningKey, SECP256k1

# 32バイトの秘密鍵を生成
private_key = os.urandom(32)

# 秘密鍵から署名鍵を生成
signing_key = SigningKey.from_string(private_key, curve=SECP256k1)

# 公開鍵を取得
public_key = signing_key.verifying_key.to_string()

# 秘密鍵と公開鍵を16進数で表示
print("Private Key (Hex):", binascii.hexlify(private_key))
print("Public Key (Hex):", binascii.hexlify(public_key))

コード解説

  1. SigningKey.from_string(): 楕円曲線暗号(ECC)の秘密鍵を生成します。
  2. SECP256k1: 楕円曲線の一種で、暗号通貨(例:ビットコイン)で広く使われています。
  3. verifying_key.to_string(): 公開鍵を取得します。

出力例

Private Key (Hex): b'22766b951f073406c534fdca3e673d8e7ac3b96186e98e694edca60f9'
Public Key (Hex): b'9a8a8462a9245c26df09776bf7c453ec6eccbd2568e64d918be9e024...'

4. 実行例と注意点

実行例

上記コードを実行するたびに異なる秘密鍵と公開鍵のペアが生成されます。

以下は典型的な別の出力例です:

Private Key (Hex): b'22766b951f073406c534fdca3e673d8e7ac3b96186e98e694edca60f9'
Public Key (Hex): b'9a8a8462a9245c26df09776bf7c453ec6eccbd2568e64d918be9e024...'

注意点

  • 秘密鍵の保護:
    秘密鍵は非常に重要なデータです。
    他者に漏洩しないよう厳重に管理してください。
  • 公開鍵の管理:
    公開鍵は広く共有可能ですが、改ざんされないよう適切に管理する必要があります。

5. まとめ

本記事では、秘密鍵と公開鍵の基本的な仕組みを解説し、Pythonを使った生成方法を紹介しました。

  1. 秘密鍵の生成: Python標準モジュールosbinasciiを使って安全な乱数を生成。
  2. 公開鍵の生成: ecdsaライブラリを使い、秘密鍵から公開鍵を作成。
  3. 注意事項: 鍵の管理がセキュリティの重要なポイント。

これらの技術を活用すれば、安全なデータの暗号化やデジタル署名を簡単に実現できます。

暗号技術をさらに深く理解したい方は、ECCやRSAなど暗号方式の理解にも挑戦してみてください!

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