Pythonプログラミング初心者に向けて、リストの要素の追加について解説します。
前回リストの要素の更新方法を勉強しました!
リストはいろんなことができるから覚えることが多くて大変です。
リストはたくさん覚えることがあるから手を動かして手になじませるのがおすすめです!
今回はすでに作成しているリストに後から要素を追加する方法を学びます。
プログラム例を自分で打ってしっかり身に着けていきましょう!
Pythonのリストは、複数の要素を保持するための重要なデータ構造です。
プログラムでリストを操作する際、要素の追加は非常に一般的な操作です。
この記事では、Pythonのリストへの要素の追加について、初心者にも分かりやすく解説します。
要素の追加により、リストの柔軟性を高め、プログラムの機能を拡張することができます。
appendメソッドを使って1つの要素を追加
リスト型のappendメソッドを使うことで、新しい要素をリストの末尾に追加することができます。
以下の例を見てみましょう。
#リストfruitsを作成
fruits = ['pineapple', 'banana', 'apple']
#appendメソッドで'cherry'を追加
fruits.append('cherry')
#'cherry'を追加した結果を出力
print(fruits)
# 実行結果
# ['pineapple', 'banana', 'apple', 'cherry']
この例では、fruitsというリストを作成し、「'pineapple', 'banana', 'apple'」という要素を格納しています。
次に、appendメソッドを使用して'cherry'をリストの末尾に追加します。
結果として、リストの最後に新しい要素が追加されます。
extendメソッドを使って複数の要素を追加
リスト型のextendメソッドを使うことで、複数の要素を一度にリストに追加することもできます。
以下の例を見てみましょう!
#リストfruitsを作成
fruits = ['apple', 'banana', 'cherry']
#extendメソッドで'orange', 'grape'を追加
fruits.extend(['orange', 'grape'])
#'orange', 'grape'を追加した結果を出力
print(fruits)
# 実行結果
# ['apple', 'banana', 'cherry', 'orange', 'grape']
この例では、fruitsというリストを作成し、「'apple', 'banana', 'cherry'」という要素を格納しています。
次に、extendメソッドを使用して['orange', 'grape']という別のリストを追加します。
extendメソッドは、引数として渡されたリストの要素をリストに追加します。
引数にはあくまでリストを渡す必要があるという点は注意してください。
結果として、新しい要素が2つリストに追加されます。
+演算子で要素を追加
Pythonでは+演算子を使うことで、リスト同士の結合を行うことで要素の追加もできます。
以下の例を見てみましょう!
#リストnumsを作成
nums = [1, 2, 3, 4, 5]
#numsに演算子で別のリストを結合
new_nums = nums + [100, 200, 300]
#結合した結果を出力
print(new_nums)
# 実行結果
# [1, 2, 3, 4, 5, 100, 200, 300]
この例では、numsというリストを作成し、「1, 2, 3, 4, 5」という要素を格納しています。
次に、+
演算子を使用してnumsと[100, 200, 300]という2つのリストを結合します。
この結果、新しいリストnew_numsが作成され、numsの要素と[100, 200, 300]の要素が結合されます。
リストの更新の方法もたくさんあるんですね!
どのように使い分ければ良いですか?
1つの要素を追加したい場合はappendメソッドを、2つ以上の要素を追加したい場合はexpendメソッドを使います!
+演算子を使う場合は要素の数に限らず使うことができます。
リストの要素追加について、たくさんの要素追加方法を学んできました。
ケースバイケースで使い分けるので、これまで紹介したものは使えるようにしておきましょう!
続いてリストの末尾ではなく途中に要素を追加する方法を学びましょう!
insertメソッドを使った要素の追加
リスト型のinsert
メソッドを使用すると、特定の位置に新しい要素を挿入することができます。
以下の例を見てみましょう。
#リストnumsを作成
nums = [0, 1, 2, 3]
#insertメソッドでインデックス番号1の位置に100を追加
nums.insert(1, 100)
#追加した結果を出力
print(nums)
# 実行結果
# [0, 100, 1, 2, 3]
この例では、numsというリストを作成し、「0, 1, 2, 3」という要素を格納しています。
次に、insertメソッドを使用して「100」をリストのインデックス番号1の位置に挿入しています。
insertメソッドの使い方は次のような書き方です。
list.insert(「データを追加したい場所」,「追加する要素」)
結果として、「100」という新しい要素が指定された位置に追加されます。
また追加された分、リストの他の要素は右にずれていきます。
リストの途中に要素を追加するときはinsertメソッドですね!
今日はたくさんのリスト操作方法を学びましたね。
今日はたくさんのことを勉強したので確認問題を解いて、リストの要素追加の方法を身に着けていきましょう!
確認問題
①文字列「"A", "B"」を格納したリストlstを作成してください。
②リストlstにappendメソッドを用いて整数「1」を追加してください。
要素を追加した後、lstを出力してください。
③リストlstにextendメソッドを用いて整数「10, 20」を追加してください。
要素を追加した後、lstを出力してください。
④リストlstに+演算子を用いてリスト["X", "Y", "Z"]を追加してlstを更新してください。
要素を追加した後、lstを出力してください。
⑤リストlstにinsertを用いて整数「1」の要素の前に、整数「100]を追加してください。
要素を追加した後、lstを出力してください。
確認問題 解答例
# ①文字列「"A", "B"」を格納したリストlstを作成
lst = ["A", "B"]
# ②リストlstにappendメソッドを用いて整数「1」を追加して出力
lst.append(1)
print(lst)
# 実行結果
# ['A', 'B', 1]
# ③リストlstにextendメソッドを用いて整数「10, 20」を追加して出力
lst.extend([10, 20])
print(lst)
# 実行結果
# ['A', 'B', 1, 10, 20]
# ④リストlstに+演算子を用いてリスト["X", "Y", "Z"]を追加して更新出力
lst = lst + ["X", "Y", "Z"] #lst += ["X", "Y", "Z"] も可
print(lst)
# 実行結果
# ['A', 'B', 1, 10, 20, 'X', 'Y', 'Z']
# ⑤リストlstにinsertを用いて整数「1」の要素の前に、整数「100]を追加して出力
lst.insert(2,100)
print(lst)
# 実行結果
# ['A', 'B', 100, 1, 10, 20, 'X', 'Y', 'Z']
まとめ
今回は、Pythonのリストへの要素の追加方法について解説しました。
appendメソッドを使用して要素をリストの末尾に追加したり、extendメソッドを使って複数の要素を一度に追加することを学びました。
また、+演算子を用いることでリスト同士を結合することで要素を追加する方法を学びました。
そして、insertメソッドを使用して特定の位置に要素を挿入し要素を追加する方法を学びました。
リストへの要素の追加は、プログラムでよく行われる操作であり、リストを柔軟に操作するための重要な手段です。
ぜひ、これらの方法を活用してリストを効果的に操作できるようになればと思います。
次回はリストの要素を削除する方法を解説します。
お楽しみに!
このサイトの記事一覧へは以下へアクセス!
コメント