Pythonの組み込み関数であるint関数の全ての引数、戻り値、具体的な使用例について解説します。
今日詳しく勉強するint関数は整数を取り扱うものですよね!
具体的な使用例も含めてどういった関数か学びたいです!
その通りです!
int関数は文字列を整数に変換するための関数です!
具体的なプログラムも見ながら詳しく学んでいきましょう!
Pythonのプログラムにおいて、文字列を整数に変換するためにint()
関数を使用することができます。
この関数は、ユーザーからの入力を整数として処理する際や、文字列を数値計算に利用する際に役立ちます。
初心者の方でもわかりやすく、具体的なプログラムの例を通じて解説します。
int()関数の概要
int()
関数は、文字列を整数に変換するための関数です。
この関数を使用することで、文字列を数値として利用することができます。
int()関数の引数
関数は以下のような構文を持ちます。int()
int(x, base=10)
x
: 整数に変換したい値や文字列を指定します。base
(オプション): 基数(進数)を指定します。デフォルトは10(10進数)ですが、2から36までの進数を指定できます。
int()関数の戻り値
int()
関数は、指定した値や文字列を整数に変換した結果を返します。
もし指定した値が整数に変換できない場合、ValueError
例外が発生します。
int()関数の例
具体的なプログラム例を通じて、
関数の使い方を理解しましょう。int()
例①
# 文字列から整数への変換
num_str = "42"
num_int = int(num_str)
print("整数値:", num_int)
print("型:", type(num_int))
# 実行結果
# 整数値: 42
# 型: <class 'int'>
この例では、文字列 "42"
を int()
関数で整数に変換しています。
変換後の値は整数型として表示されます。
例②
# 基数を指定した変換
binary_str = "1010"
binary_int = int(binary_str, 2)
print("2進数から整数への変換:", binary_int)
hex_str = "1A"
hex_int = int(hex_str, 16)
print("16進数から整数への変換:", hex_int)
# 実行結果
# 2進数から整数への変換: 10
# 16進数から整数への変換: 26
この例では、2進数と16進数の文字列を指定した基数で整数に変換しています。
例③
# エラーハンドリング
invalid_str = "hello"
try:
invalid_int = int(invalid_str)
except ValueError as e:
print("エラー:", e)
# 実行結果
# エラー: invalid literal for int() with base 10: 'hello'
この例では、整数に変換できない文字列をint()
関数で変換しようとしてエラーが発生するケースを示しています。
int()関数の応用
int()
関数は、ユーザーからの入力を整数として受け取る場合や、文字列から数値計算を行う場合に非常に役立ちます。
また、さまざまな進数で表現された文字列を整数に変換する際にも活用できます。
# ユーザーからの整数入力
user_input = input("整数を入力してください: ")
try:
user_int = int(user_input)
print("入力された整数:", user_int)
except ValueError:
print("無効な入力です。整数を入力してください。")
この例では、ユーザーから整数の入力を受け取り、それをint()
関数を使って整数に変換しています。
int関数も奥が深いんですね!
ユーザーからの入力を取り扱う例は参考になりました!
システムでユーザーに入力してもらう場面だとどんな値が入ってくるか想像できない場面もありますから、try~exceptでしっかり例外をキャッチしてあげるのが良いですよ!
まとめ
この記事では、Pythonのint()
関数について解説しました。int()
関数は、文字列を整数に変換するための関数であり、数値計算やユーザーからの入力処理において非常に有用です。
プログラムの例を試しながら、int()
関数の使い方をマスターしましょう。
文字列から整数への変換を行う際に、int()
関数を活用してみてください。
このサイトの記事一覧へは以下へアクセス!
コメント