Pythonプログラムの配布方法!exe化して配布しよう!

PRについて
※このサイトはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を掲載しています。
スポンサーリンク
※このサイトはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を掲載しています。
Pythonプログラムの配布方法!exe化して配布しよう! Tips集
Pythonプログラムの配布方法!exe化して配布しよう!
Pythonプログラミング逆引き大全

Pythonで開発したプログラムを、Python環境がないWindowsマシンでも動作するようにするには、.py ファイルを .exe ファイルに変換する方法が便利です。

本記事では、PyInstallerを用いて.exe 化の具体的な手順、注意点、さらに便利なカスタマイズオプションについて解説します。

ごまこ
ごまこ

Pythonで作ったプログラムを周りの方にも配って作業を効率化したいんです。
でもPython環境がないPCを使っている人に.pyのプログラムを実行してもらうにはPythonをインストールしてもらわないといけないんでしょうか..

ごまお
ごまお

.pyファイルを.exeファイルに変換すればPythonの実行環境がないWindows端末でもプログラムを実行できますよ!
作ったexeファイルをダブルクリックするだけで実行できます。
今回は.pyファイルを.exeファイルに変換する方法を初心者にもわかりやすく解説しますね!

なぜ .exe 化が必要なのか?

Pythonプログラムを .exe ファイルに変換する理由は次の通りです。

Python環境が不要

PythonをインストールしていないPCでも、.exe ファイルなら簡単に実行可能です。

操作が簡単

.exe ファイルをダブルクリックするだけでプログラムを実行できます。

これにより、エンドユーザーへの配布がスムーズになります。

PyInstallerのインストール

.exe 化に使用するのが PyInstaller というツールです。

以下のコマンドでインストールします。

pip install pyinstaller

正常にインストールされたか確認するには、次のコマンドを実行してください。

pyinstaller --version

バージョン情報が表示されれば準備完了です。

Pythonファイルを .exe に変換する手順

以下の手順に従って、Pythonプログラムを .exe ファイルに変換します。

1. コマンドプロンプトまたはターミナルを開く

.py ファイルが保存されているフォルダへ移動します。

 例: sample.pyC:\MyProjects にある場合:

cd C:\MyProjects

現在のディレクトリが正しいことを確認してください。

2. PyInstallerコマンドを実行

次に、以下のコマンドを入力して .exe 化を実行します。

pyinstaller --onefile --noconsole sample.py

コマンドオプションの解説

  • --onefile: プログラムとその依存ファイルを1つの .exe にまとめます。
  • --noconsole:
    実行時にコンソールウィンドウを非表示にします。
    GUIアプリケーションでは特に有用です。

3. 出力ファイルの確認

コマンド実行後、以下のファイルとフォルダが生成されます。

  • dist/sample.exe
    • 完成した .exe ファイルがこの中に入っています。
  • その他の生成物
     build フォルダ: 一時ファイルが格納されます(必要なければ削除可能)。

     .spec ファイル: PyInstallerの設定ファイルです(再ビルド時に役立ちます)。

     pycache フォルダ: キャッシュファイルが含まれます。

完成した .exe ファイルは、PythonがインストールされていないWindowsマシンでも動作します。

カスタマイズオプション

PyInstallerでは、以下のような追加オプションを指定することで、さらに柔軟な .exe ファイルを作成できます。

1. 独自アイコンを設定

プログラムにアイコンを追加したい場合:

pyinstaller --onefile --noconsole --icon=app.ico sample.py

--icon=app.ico: .exe ファイルに適用するアイコンファイルを指定します。

2. ファイル名を変更

出力される .exe ファイルの名前を指定するには以下のように実行します。

pyinstaller --onefile --noconsole --name=my_program sample.py

--name=my_program: 出力ファイル名を my_program.exe に変更します。

3. デバッグ情報の追加

エラー発生時に詳細なログを表示するなら以下のように実行します。

pyinstaller --onefile --debug sample.py

--debug: デバッグ情報を含めて .exe を作成します。

注意点とトラブルシューティング

生成物が大きくなる

依存ライブラリが含まれるため、作成された .exe ファイルのサイズは通常数十MBになります。

依存ライブラリの確認

プログラムで使用する外部ライブラリがすべてインストールされているか確認してください。

必要に応じて以下を使用して依存関係を出力します

pip freeze > requirements.txt

アンチウイルスソフトの誤検知

一部のアンチウイルスソフトが生成された .exe を誤検出する場合があります。

信頼できるソースから作成されたものであることをユーザーに説明しましょう。

PyInstallerが認識されない

pip install pyinstaller の後、pyinstaller コマンドが動作しない場合は、以下を試してください。

python -m pip install pyinstaller

まとめ

以上でPythonファイルを .exe ファイルに変換する手順は完了です。

PyInstallerを活用することで、Pythonプログラムを配布しやすい形式に変換でき、エンドユーザーの利便性が向上します。

次回のプロジェクトでは、PyInstallerのカスタマイズオプションを使ってさらに実用的なアプリケーションを作ってみてください!

本ブログ「ゴマフリーダムのPython教室」のトップページへは以下へアクセス!

Python自動処理の教科書
Tips集
ゴマフリーダムをフォローする

コメント

達人に学ぶDB設計 徹底指南書

最短コースでわかる ディープラーニングの数学

あたらしい機械学習の教科書 第3版

ゼロから作るDeep Learning ―Pythonで学ぶディープラーニングの理論と実装

タイトルとURLをコピーしました