Pythonプログラミング初心者に向けて、変数に代入している数値の更新について解説します。
いっぱい変数を使ってきたから使い方が身についてきました!
今日はどんなことを勉強するんですか?
今日は変数の更新について学んでいきます!
これまで変数に値を代入したらそのままの値を使ってきたけど変数の値は後から更新・上書きすることができるんです。
代入した変数の値は後から更新・上書きすることができます。
変数の更新について、プログラムと図で説明していきます。
変数の更新の考え方
まずはプログラムで変数の更新の例を見てみましょう。
# 変数number1に5を代入します
number1 = 5
#変数number1を出力してみます
print(number1)
#実行結果 5
#変数number1に10を代入します
number1 = 10
#もう一度変数number1を出力してみます
print(number1)
#実行結果 10
上のコードではまず、変数「number1」に数値「5」を代入して出力しています。
次に、「5」が入っている変数「number1」に「10」を代入しています。
すると、元々「number1」に入っていた「5」の情報は削除されて「10」が代入されます。
これが変数の更新です。
再度print関数で「number1」を出力すると、変数の中身の値は「5」から「10」に更新されているので「10」が出力されます。
変数の中身が更新・上書きされましたね!
更新される前の値はなくなっちゃいました。
変数を更新すると元々変数に入っていた値は消えちゃうから注意ですね!
間違った値で更新してしまった場合はもう一度、変数の値を更新し直せば大丈夫です。
「変数の更新」の考え方が分かったでしょうか?
それでは次に、よく使う変数の更新方法を説明します。
よく使う変数の数値更新
下のコードを実行してみてください。
プログラムの意味が分かるでしょうか?
# 変数number2に5を代入します
number2 = 3
#変数number2に1を足して更新
number2 = number2 + 1
#変数number2を出力してみます
print(number2)
#実行結果 4
上のコードではまず、変数「number2」に数値「3」を代入しています。
次に、「number2」に代入されている数値「3」と数値「1」を足して(number2 + 1)、計算結果「4」を「number2」にもう一度代入することで更新しています。
そのため、最後の「number2」の出力結果は「4」となります。
なるほど!
今回は足し算で変数の更新を行ったけど他の数値演算子でも同じように変数の更新ができるんですか?
ごまこはカンが良いですね!
いままで見てきた数値演算子でも同様に変数の更新ができるきゅ!
数字の計算(数値演算の基礎)で学んだ数値演算子を用いれば、同様に変数の更新が可能です。
次回詳細を見ていきますので、これまでの内容を以下の問題でおさらいしてみましょう!
確認問題
①変数「num_sample」に数値「3」を格納して変数を作りましょう。
②変数「num_sample」に数値「100」を格納して変数を更新しましょう。
③上の問題②で更新した変数「num_sample」を出力しましょう。
④変数「num_sample」に「200」を足して変数を更新しましょう。
⑤上の問題④で更新した変数「num_sample」を出力しましょう。
確認問題 解答例
以下が解答例です。実際に自分で書いて実行してみましょう。
# ①変数「num_sample」に数値「3」を格納
num_sample = 3
# ②変数「num_sample」に数値「100」を
# 格納して変数を更新
num_sample = 100
# ③上の問題②で更新した
# 変数「num_sample」を出力
print("問題③:",num_sample)
#出力結果 問題③: 100
# ④変数「num_sample」に
# 「200」を足して変数を更新
num_sample = num_sample + 200
# ⑤上の問題④で更新した
# 変数「num_sample」を出力
print("問題⑤:",num_sample)
#出力結果 問題⑤: 300
変数を更新した後で出力する問題③と⑤では、前回学んだprint関数の便利な使い方を用いて、問題番号の横に更新した変数を出力してみました。
print関数で複数の値を1行に出力する方法を忘れてしまった方は上記リンクも参照ください!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は変数の数値更新について解説しました。
次回からもPython初心者に向けて、詳しく解説していきます。
お楽しみに!
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