Pythonプログラミング初心者に向けて変数に代入している数値の数値演算子ごとの更新方法について詳しく解説した上で、短縮した書き方についても解説します。
前回は変数の数値更新で変数に数値を足して更新する方法を勉強しました！
こんなコードでしたね！
# 変数number2に3を代入します
number2 = 3
#変数number2に1を足して更新
number2 = number2 + 1
#変数number2を出力してみます
print(number2)
#実行結果 4
前回、変数の更新は足し算以外の数値演算子でもできるとふれました！
プログラムを見ながら他の演算子も用いて変数の更新を学んでいきます。
前回の最後に、変数の更新は足し算以外の数値演算子でもできるとふれました。
他の数値演算子での変数の数値更新を見ていきましょう！
数値演算子ごとの変数の数値更新
まずはプログラムで、足し算も含めて変数の数値更新の例を見てみましょう。
考え方や書き方は同じなので一つずつ実行して確認しましょう！
足し算(+)して更新
## 変数numに5を代入します
num = 5
#変数numに3を足して更新
num = num + 3
print("num=",num)
#実行結果 num= 8引き算(-)して更新
# 変数numに5を代入して更新
num = 5
#変数numから2を引いて更新
num = num - 2
print("num=",num)
#実行結果 num= 3掛け算(*)して更新
# 変数numに5を代入して更新
num = 5
#変数numに2を掛けて更新
num = num * 2
print("num=",num)
#実行結果 num= 10割り算(/)して更新
# 変数numに5を代入して更新
num = 5
#変数numを2で割って更新
num = num / 2
print("num=",num)
#実行結果 num= 2.5割り算して整数値(//)で更新
# 変数numに5を代入して更新
num = 5
#変数numを2で割って求まる整数値で更新
num = num // 2
print("num=",num)
#実行結果 num= 2割り算して余り(%)で更新
# 変数numに5を代入して更新
num = 5
#変数numを2で割った余りで更新
num = num % 2
print("num=",num)
#実行結果 num= 1べき乗(**)して更新
# 変数numに5を代入して更新
num = 5
#変数numから2を引いて更新
num = num ** 2
print("num=",num)
#実行結果 num= 25足し算と同じように変数が更新されたのを確認できたでしょうか？
うまく変数の中身が更新・上書きされました！
でも、num = num + 3のように変数名を2回書くと書き間違いしちゃうし、ややこしいですね..
そうですね！
実は変数の更新のときには短縮した書き方があるんです！
よく使うからしっかり身に着けてほしいです！
「num = num + 3」のように変数名を2回書くのは面倒ですよね。
そこで、変数の更新のときには短縮した書き方をよく使います。
変数更新の短縮した書き方
「num = num + 3」は「num += 3」のように「=」の前に数値演算子を書くことで、変数を更新できる短縮形を使えます。
「num += 3」は「num = num + 3」と全く同じ動作です。
また、他の数値演算子ごとの変数の数値更新について短縮形の使い方は同じです。
各数値演算子ごとに一つずつ実行して確認しましょう！
足し算(+)して更新 短縮形
# 変数numに5を代入します
num = 5
#変数numに3を足して更新
#num = num + 3 を短縮形に書き換え
num += 3
print("num=",num)
#実行結果 num= 8引き算(-)して更新 短縮形
# 変数numに5を代入して更新
num = 5
#変数numから2を引いて更新
#num = num - 2 を短縮形に書き換え
num -= 2
print("num=",num)
#実行結果 num= 3掛け算(*)して更新 短縮形
# 変数numに5を代入して更新
num = 5
#変数numに2を掛けて更新
#num = num * 2 を短縮形に書き換え
num *= 2
print("num=",num)
#実行結果 num= 10割り算(/)して更新 短縮形
# 変数numに5を代入して更新
num = 5
#変数numを2で割って更新
#num = num / 2 を短縮形に書き換え
num /= 2
print("num=",num)
#実行結果 num= 2.5割り算して整数値(//)で更新 短縮形
# 変数numに5を代入して更新
num = 5
#変数numを2で割って求まる整数値で更新
#num = num // 2 を短縮形に書き換え
num //= 2
print("num=",num)
#実行結果 num= 2割り算して余り(%)で更新 短縮形
# 変数numに5を代入して更新
num = 5
#変数numを2で割った余りで更新
#num = num % 2 を短縮形に書き換え
num %= 2
print("num=",num)
#実行結果 num= 1べき乗(**)して更新 短縮形
# 変数numに5を代入して更新
num = 5
#変数numから2を引いて更新
#num = num ** 2 を短縮形に書き換え
num **= 2
print("num=",num)
#実行結果 num= 25自分で実行していくと理解が深まり、手になじんできたのではないでしょうか。
なるほど！
短縮した書き方なら見た目もすっきりして読みやすいです。
変数の数値更新が身についてきたようで良かったです！
それじゃあ確認問題を解いてもっと理解を深めましょう！
それでは、これまでの内容を以下の問題でおさらいしてみましょう！
確認問題
①変数「num1」に数値「20」を格納して変数を作りましょう。
②変数「num1」に「3」を掛けて変数を更新しましょう。ただし、短縮した書き方を用いないこと。
例. num = num + 80
③上の問題②で更新した変数「num1」を出力しましょう。
④上の問題②で更新した変数「num1」から「200」を引いて変数を更新しましょう。ただし、短縮した書き方を用いること。
例. num /= 40
⑤上の問題④で更新した変数「num1」を出力しましょう。
確認問題 解答例
以下が解答例です。実際に自分で書いて実行してみましょう。
# ①変数「num1」に数値「20」を格納して変数
num1 = 20
# ②変数「num1」に「3」を掛けて変数を更新
# ただし、短縮した書き方を用いないこと。
num1 = num1 * 3
# ③上の問題②で更新した変数「num1」を出力
print("問題③:",num1)
#出力結果 問題③: 60
# ④上の問題②で更新した変数「num1」から
#「200」を引いて変数を更新
# ただし、短縮した書き方を用いること。
num1 -= 200
# ⑤上の問題④で更新した変数「num1」を出力
print("問題⑤:",num1)
#出力結果 問題⑤: -140変数を更新した後で出力する問題③と⑤では、以前学んだprint関数の便利な使い方を用いて、問題番号の横に更新した変数を出力しました。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は変数に代入している数値の数値演算子ごとの更新についてさらに詳しく解説した上で、短縮した書き方についても詳しく解説しました。
次回からもPython初心者に向けて、詳しく解説していきます。
お楽しみに！
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