Pythonでの数値演算入門!基本的な四則演算から応用まで解説します

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Pythonでの数値演算入門!基本的な四則演算から応用まで解説します 初心者向け
Pythonでの数値演算入門!基本的な四則演算から応用まで解説します
スッキリわかるPython入門

これからPythonを学習しようと考えているプログラミング初心者に向けてPythonでの数字の計算(数値演算の基礎)について説明します。

ごまこ
ごまこ

前回はprint関数とコメントについて勉強しました。
コメントアウトといった現場でも使うような技術も勉強できてタメになりました。

今回はどんなことを勉強するんですか?

ごまお
ごまお

今回はPythonを使って簡単な数字計算を行っていきます!

1つずつ解説していくからまずは真似をしながら手で慣れていってほしいです。
前回解説したprint関数とコメントについても使っていくから分からなくなったら確認してほしいです!

まずは簡単な計算を出力してみよう

まず、前回解説したprint関数を用いて「1+1」を計算した内容を出力してみます。

#「1+1」を計算します
# 前回の"(ダブルクォーテーション)や
# '(シングルクォーテーション)は不要です。
print(1 + 1)

#実行結果: 2

print関数の()の中に直接「1+1」と入力することで「1足す1」の計算結果「2」が出力されます。

同様にして、()内を「5-4」のように変更すると「5引く4」の計算結果「1」が出力されます。

#「5-4」を計算します
print(5 - 4)

#実行結果: 1
ごまこ
ごまこ

Pythonで足し算と引き算の計算ができました~!
自分でprint(200+300)と変更してみたら「500」とちゃんと計算できましたよ。

足し算と引き算が自由にできたけど、掛け算や割り算も簡単にできるんですか?

ごまお
ごまお

掛け算や割り算も簡単にできますよ!

他にどんな計算ができるのかを詳しく説明していきますね。

数値演算子とその一覧

数値演算子とはさきほどの足し算や引き算で用いた「+」や「-」といった記号のことで、数値の計算に用います。

足し算や引き算と同様に、掛け算や割り算も可能です。

数値演算子の一覧は以下のようになります。

演算子書き方説明使用例使用例の計算結果
+a + baにbを足します。1 + 23
-a - baからbを引きます。5 - 41
*a * baにbを掛けます。2 * 612
/a / baをbで割ります。
小数点以下も求めます。
5 / 22.5
//a // baをbで割ります。
整数部分のみ(商)求めます。
5 // 22
%a % baをbで割った余りを求めます。5 % 21 (2余り1の「1」)
**a ** baをb乗します。
aをb回掛ける「べき乗」
2 ** 38 (2×2×2)
数値演算子の一覧
ごまこ
ごまこ

いろんな計算ができるんですね!

割り算に使う数値演算子はたくさんあってややこしいですね。

実際に試して使い方を勉強していきます!

数値演算子を用いた計算結果の出力

それでは実際に数値演算子使ってみて理解を深めていきましょう。

実行できたら自由に数字を変えてみましょう。

足し算

#足し算
#「1 + 1 + 2」のように複数の数値も足せます
print(1 + 1 + 2)

#実行結果: 4

引き算

#引き算
#「20 - 4 - 5」のように複数の数値も引けます
print(20 - 4 - 5)

#実行結果: 11

掛け算

#掛け算
#「4 * 5」で「4掛ける5」を計算します
print(4 * 5)

#実行結果: 20

#「2 * 3 * 5」のように複数の数値も掛けられます
print(2 * 3 * 5)

#実行結果: 30
ごまこ
ごまこ

順番に試していったら何とかできました!

次は割り算ですね!
割り算に使う数値演算子はたくさんあるからしっかり勉強しますよ!

割り算

「/」で小数点以下も求める

#割り算 小数点以下も求める
#「9 / 5」で「9割る5」を計算します
print(9 / 5)

#実行結果: 1.8

「//」で整数部分のみ求める

#割り算 整数部分のみ求める
#「5 // 2」で「5割る2」を計算します
print(5 // 2)

#実行結果: 2

「%」で割った余りを求めます。

#割り算 割った余りを求める
#「5 % 2」で「5割る2」の余りを求める
print(5 % 2)

#実行結果: 1
ごまお
ごまお

割り算では省略したけどprint(9/5/5)のようにすれば割り算でも複数の計算を一気に実行できます!
最後に「**」を使った「べき乗」を使ってみましょう!

べき乗

#べき乗
#「2 ** 3」で「2の3乗」(2×2×2)を求める
print(2 ** 3)

#実行結果: 8

#「3 ** 2」で「3の2乗」(3×3)を求める
print(3 ** 2)

#実行結果: 9
ごまこ
ごまこ

べき乗の計算もできました!

今度はいままで出てきた数値演算子を組み合わせて使ってみます!

応用 数値演算子の組み合わせ

それではこれまで紹介した数値演算子を組み合わせて少し複雑な計算をしてみましょう。

#2掛ける4に3を足します(2×4+3)
print(2 * 4 + 3)

#実行結果: 11

#「12を5で割った余り(2)から5を引きます
print(12 % 5 - 5)

#実行結果: -3

#「5を2で割った値(2.5)に3を掛けます
print(5 / 2 * 3)

#実行結果: 7.5
ごまこ
ごまこ

途中で書き間違ったけど、計算を一つずつ書いていけばなんとかできました!

途中で分からなくなった時には、一つ目の計算だとprint(2*4)で出力してからprint(2*4+3)に書き換えて実行したら混乱しないですね。

ごまお
ごまお

とっても良い心がけです!
長いコードや、ややこしいコードを書いていると自分でも混乱してきます!
そういう時はこまめに出力しながら確認するのが良いです。

最後に「2+3」を計算して「3を掛けたい」場合の書き方を説明します。

小学生の算数の授業を思い出してみます。

「2+3」を計算して「4を掛けたい」場合は「(2+3)×4=20」と計算しました。

「(2+3)×4」で()がない「2+3×4」だと掛け算が優先されるので、
  2+3×4 = 2+12 = 14
となります。

pythonの場合も同様で「(2 + 3) * 4」とすることで「2+3」を計算して「4を掛ける」ことができます。

実際に例を見て、自分で実行してみましょう!

#「2 + 3」を計算して「4を掛ける」
print((2 + 3) * 4)

#実行結果: 20

#上記の計算で計算式の()がない場合
print(2 + 3 * 4)

#実行結果: 12

#割り算の場合も足し算・引き算を優先したいときは
#()で囲みます
print((10 + 2) // 3)

#実行結果: 4
ごまこ
ごまこ

print関数のprint()の中に()が入るから書き間違えちゃいました。
Errorが出ちゃったら書いてる内容を見直します!

ごまお
ごまお

みんなもなんとかできましたか?
最初はエラーが出ても気にしないでどんどんチャレンジしてほしいです!

それではこれまでの内容を以下の問題でおさらいしてみましょう!

確認問題

以下の計算結果をprint関数で出力してください。

①「2+3+5-6」を計算して出力しましょう。
②「9を2で割ったときの整数値の答えと余り」を
  それぞれ計算して出力しましょう。
③「2の8乗」を計算して出力しましょう。

確認問題 解答例

以下が解答です。実際に自分で書いて実行してみましょう!

#①「2+3+5-6」を計算して出力
print(2 + 3 + 5 - 6)

#実行結果: 4

#②「9を2で割ったときの整数値の答えと余り」を計算して出力
print(9 // 2)
print(9 % 2)

#実行結果: 4
#実行結果: 1

#③「2の8乗」を計算して出力
print(2 ** 8)

#実行結果: 256
ごまお
ごまお

できたでしょうか?
できなかった人はこのページやこれまでの解説を振り返りながら頑張ってみてほしいです!

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は数値演算子を用いた数値計算について解説しました。

次回は計算で用いた数値と文字列の違いについて解説します。

お楽しみに!

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